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南アルプス深南部
     
    永野敏夫さん

古い山の友人がいる。
友人と言っても先輩であって同僚では決してない。
高校一年生の時に静岡山岳会へ入会した。その時の先輩だ。
ザイルパートナーも組ませてもらい、冬山にも何度も行った。

富士山剣が峰大沢

北鎌尾根

冬になると、永野さんと毎週のように冬富士へ向かった。
身延線の富士宮駅で降り、バスで終点の篠坂という村で降りる。
一合目のずっと下だ。
そこから一合目、二合目、三合目、三合五勺。
ここが森林限界2400mの山小屋だった。
今は、そこが新五合目となっている。


ボクが山へ行かなくなってからも時々街で会うこともあった。

当時は団体職員をしていたが、退職してラーメン屋さんをやっていた。
その後、静岡市内で喫茶「チロル」を営業している。
奥さんも当時の山仲間だった記憶がある。
何年か前、この喫茶「チロル」をベースに山遊塾「チロル」を設立し、
山を楽しんでいる。
毎年、長期間ヨーロッパアルプスへお客さんを募って出かけてもいる。

何度かガイドブックを書いているが、この夏、
10年振りに「南アルプス・深南部」を上梓した。

是非、お手にとって読んでいただきたい。



      
     今回出版された「南アルプス 深南部」 表紙
写真は カモシカ平からの 黒法師岳とバラ谷の頭

ISBN978-4-9905149-0-7
定価2600円(5%税込) 本体2476円



著者プロフィール
永野敏夫(ながの・としお)
1941年12月19日、東京都生まれ、静岡育ち。
高校の頃に静岡山岳会入会。
1965年、同僚と静岡登攀クラブを創立。
1971年、ヒンズークシュのサラグラール南壁を登り、
南西峰(7184m)に単独初登頂。

1986年、秘湯山楽会を創立、この頃から南アルプスと深南部の藪山を好んで登る。
またここ10数年、毎年ヨーロッパアルプス登山を楽しむ。
2003年、山遊塾チロルを創立しガイド登山を行っている。

著書
「荒川・赤石・聖」共著(山と渓谷社)
「山といで湯」(静岡新聞社)
「南アルプス知られざるルート120選」妻と共著(黒船出版)
「孤高の先蹤者」(黒船出版)
日本山岳会会員、秘湯山楽会会員、日本山岳ガイド協会会員、オーストリア山岳会会員。
    
〒420-0832
静岡県静岡市葵区横内街12番地
tel&fax 054-246-7022

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