少子化
1998年
 ボクは51歳(1998年)にして、初めて我が子を持った。それまで幾たびも「少子化」と云う言葉が出てきても、ピンと来なかった。子供を持って、初めて判る言葉ではないのかな。
 ボクは静岡市の安西1丁目と云うところに住んでいる。静岡市の街の中でも古くからある町内だ。約130世帯、360人くらいの町内だ。その町内にほとんど子供が居ない。町内にある安西小学校へ通っているのは10数人らしい。小学校以下の子供は数人らしい。

 我が子は6月に産まれたのだが、その2or3ヶ月前に日赤で「初めての子供を迎えるために」という講座が開催され、ボクたち夫婦も参加した。女性20人、男性6人くらいだった。出産を迎えるのにあたり生活上の注意、精神的な注意、適度な運動などの講義がありラマーズ方とか云う呼吸法、お腹の運動などの実施があった。
ボク自身から考えると、あまりにも当たり前の事を先生は言っている。

その後、
医師「質問ありますか」
ボク「出産という行為は、人間が産まれてから何万年、何千年と営まれてきましたが、何故このような講習会、講義を行うのですか?」
医師「良いことを質問してくれました」

医師
 少子化と云って、世の中は経済的な事ばかり言っています。母親の働く環境の整備の事です。母親が経済的に恵まれれば、もっと子供は沢山産まれてくるだろう…と云うことになっています。
 しかし、私はもっと心配している事があるのです。男性も女性も妊娠し難くなっているのです。生殖機能の検査しても男性も女性も問題は全くないのに、どうしても子供が出来ない。以前に比べて妊娠し難くなっているのです。
 う〜む、由々しき問題だ。



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