三保沖の海戦

michiru さんは書きました:
>
>PS 航路図の線の色は何かスピードとかに関係あるんでしょうか???
>
>フジマキ
杉山さん。

このあたりからが公開したくない秘密のところです。
あか 5km (2.8kt)
き  7.5km (4.2kt)
みどり10km  (5.6kt)
しあん12.5km(6.9kt) 
あお 15km (8.3kt)
です。
約2ktの潮が流れていたので、沖と岸で色が一段変わっているのがわかりますか?
色の変わり目が潮の境になる訳で、今後の参考になります。

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海図を1024*852のまま貼り付けます。

ボリアスの航跡図のスピードデータと水深を重ね合わせると、昔から云われていた
「なんらかのコト」が見つかるかも知れませんね。

三保半島は安倍川の砂を海流が運んできて堆積した砂嘴。その海流は北東流。
久能の沖は案外浅いけど、三保本灯台の沖では一気に深くなる。深いところを流れている
海流は上に上昇して北東流とぶっつかり、三保沖の三角波、凸凹の場所を発生させる。
西伊豆からの帰路、風が無くなったり、潮目にあたったりするトコですよね。
そこには小さな魚がイッパイ集まるので、釣り場を作る。それが鎌岬沖の魚礁。

水深10mより浅い場所が戻り潮(南西流)でしょうかね?。
画像を重ねてみようかな(笑)。

駒越上空300mから見た三保半島です。



往路 復路
タッキングアングルを見ると、いくつかのコトが理解できます。
ボリアスの通常のタッキングアングルが判らないので、90度
として考えます。
スタート直前、山本くんが紙片をアウターマーク近辺に浮かべて
潮をチェックしました。出潮でした。

南西へ潮が流れていること。
追い潮になっていること。
鎌が崎まで、潮は沖より岸が強い。
鎌が崎を過ぎると潮は岸より沖が強い。

「川が流れていてカーブするとき内側より、外側の方がスピードが
速い……とかというコトはなかったかな(笑)?。

最初のタックは87度ですが、この辺はいつも凸凹になってしまう海域。
このタック時、決して風は悪くはなかったので向かえ潮かな。

「←151ポイント」は風が振れたと考えることが常套ですが、
約26度振れています。
もしかしたら、このポイントが弱い潮と強い潮の潮目かもしれません。


帰路も「←151ポイント」近辺ではラインが黄色から緑色に
変わり、スピードが上がったコトが判ります。
このポイントから岸寄りでは、向かえ潮が弱くなっているのかな。

また鎌が崎の沖では一瞬赤いラインになってスピードが落
ちたコトが判りますが、ボクのジャイブ時のポール操作の
ミスかな。或いは潮目かな。